管理者とスタッフのページ
ゆめのかけはしホームページをご覧いただいている皆様、いつもありがとうございます。
このページでは、各棟のホームの様子やイベントなどを紹介していきます。
また、グループホームってどんな場所なの?、よくわからなくて見に行くのも不安、と言う方に「普通の家」の生活を知っていただけたらと思います。
【2022年12月】大みそかの日に、この場を借りて関係するすべての皆様へ感謝をお伝えします。
GHの日常として、いろいろな問題が起こるものです。利用者様と職員が一緒に楽しい時間を持つ事もあれば、練習を重ね出来ないことが出来て喜んだり、怒ったり泣いたり、さらには姿を消されたり。病院や警察のお世話になることも度々ありました。問題発生の度にいろいろな方からご支援をいただきました。何よりもご家族と関係機関のご理解とご協力なければ、この一年を終わることは出来ませんでした。多くの方々に心からの感謝を申し上げます。
本当に皆様方のお力添えで1年を無事に締められます、ありがとうございました。
そして、共に問題に向かい一緒に歩んでくれた職員たち、一人欠けてもホームは動きません。陰で泣いているだろうと思っても奮起させ頑張らせました。付いて来てくれて、本当にありがとう。
一年の終わりに、ご家族のもとで過ごす利用者様を送り出し、ホームで過ごす利用者様には正月の食事を手配し、散髪と大掃除を済ませ何とか新年を迎えられます。
皆様にとって、2023年がさらに素晴らしい一年となりますようにお祈り申し上げます。
ゆめのかけはし 管理者
★Aスタッフのつぶやき 「ヨシケイさんから、バレンタインにチョコレートの差し入れが!」 しみじみと、一粒のチョコの甘さを味わいました。ヨシケイさん、雨でも雪でも来てくれてありがとう。
★Tスタッフの嘆き 「トイレのペーパーホルダーの補習を繰り返すのに、なんでいつも壊れるんだ!」
ようやく解明。手摺り代わりでホルダーに体重をかけていた。そりゃ壊れる。
【3月を迎えて】年々お花見の時期が早くなってきています。利用者様とのお花見は花粉症と寒さとの戦いでもあります...。 花の丘農林公苑、一年中お散歩に行っていますが、春の風景は格別です。今年もお世話になります。(レストランも!) 管理者より
★Gスタッフの願いは「ホームで猫ちゃん飼いたい」、利用者様は「犬の方がいい!」、「みゃおん!」(猫が飼いたいとアピールする利用者様の声)
★Eスタッフ(ホームページやブログ更新をやっています)利用者様の写真をいろんなスタッフから送ってもらい、お面をつけて更新。でも、お面が無くてもその髪その服その体、すぐわかる、と管理者。ですよね。
【冷蔵庫の扉の鍵について】5棟のホームの中で1棟だけ、冷蔵庫にカギを付けています。スタッフ不在の時に砂糖が空っぽになっていたり、私物のお菓子や食事が消えていたので、やむなく付けました。自宅でもお腹がすいたら砂糖を食べていたんだろうか、そう思うと、食べられて困ったというより、ちょっと切ないです。
【お風呂の順番争い】有るのか無いのかと聞かれれば、ちょっとあります。でも毎日ではなく、帰寮時間が遅くなった、観たいテレビがある、今日は今すぐ入りたい、その程度の理由で時々発生します。そのやり取りは「〇〇さんたら、先にお風呂入るって大きな声出したの!」と報告が来ます。4年も一緒に住んでいたら、そんな事もあるでしょう。「〇〇さん、謝って来ました」の報告で、はい一件落着です。
★多くのスタッフの切なる願い 「お風呂に入って下さい…」「お願いだから、入って。」(泣)
【水族館へお出かけ】3月某日、車で羽生水郷公園のさいたま水族館へ行ってきました。巨大なチョウザメに餌をあげ、中をぐるぐる探索、ワクワクドキドキしてくれたかと思って、「今日は何が一番良かったですか?」、「魚がいた」「金魚」「お昼ごはん」だそうです。HPでバーチャルの再訪も出来るので、あとで思い出してもらいましょう。
【雨のお花見】年々桜の開花が早くなり、見ごろを迎える3月某日、花散らしの雨の中、お花見をしました。果たして桜がキレイと感じてもらえたか、雨の中引っ張り出されて、と思われてしまったか…。
【おふろカフェのアフタヌーンティー】やむなき理由で通所に行けなかったK子さん、見かねたサビ管がおいしいご飯と豪華なアフタヌーンティーにお連れしました!ブログ更新をぜひご覧ください。職員達から「一緒に行きたい」と絶賛です。
【2023、4月某日】3月から続き、職員達の家族が卒業式卒園式春休み、そして今月は入園式に入学式、保護者会とバタバタです。家族は大事、毎日が一生に一回だから、遠慮しないで行ってらっしゃい!(そして親離れされると寂しくなります)
【スタッフの悩み】どこの棟でも利用者様と職員の間に問題は発生します。「何回も言ったのに」「また!」「もう大丈夫だと思ったのに」「あーーー、油断した」「そう来たか」「参りました…」の連続です。そして、何だか笑えてしまって、明日も仕事に来て同じことを言い続ける…。
【令和5年度の始まり】年度終わりの書類を片付け、新年度のファイルを用意し、ようやく令和5年がグループホームにやって来ます。「〇〇棟の○○さん達を~~へお連れしよう、○○さんは~~医院で、〇棟は庭の整備とトイレ修繕などなど…」、そして一番の大仕事は衣替えです。毛玉だらけの衣類をどう手放してもらうか、職員の腕の見せ所です。
【職員の目標】①ゆめのかけはしⅠ日進は、「どうしたら利用者様に気付かれず、ご自身で何でも出来る自信満々のまま、こっそり介入できるか」を挑戦中です。ときには、ばっさり一刀両断で介入する時もありますが、緊急でなければ遠回りでさりげなく手を出します。難しいですよね、永遠の課題です。
②ゆめのかけはしⅡ七里、職員が手薄の時にたびたび問題が発生します。例えば、障子ビリビリ事件、椅子に立ち上がり転落事件、栓をしないでおふろお湯張りボタン事件、無人のまま暖房30℃冷房18℃設定事件、玄関カギ開けっ放し事件、トイレ詰まり事件など。一つ解決すると新たな問題が次々と。対処は説得、張り紙、見守りさらに説得、張り紙、見守り、のみです。
③ゆめのかけはしⅢ宮原は、小さい庭に花や野菜を植えています。女性棟なので春から秋までいろんな花が咲いていますが、問題は雑草と間違えられ抜かれてしまう事、完熟前に実を食べられてしまう事。花は咲くまで、実は熟すまで待ってて欲しい、お願いします。
④ゆめのかけはしⅣ三橋は、何が原因なのか利用者様の入れ替わりが多い棟です。ホームが古いから? トラックが通ると揺れるから? トイレが怖いから?職員は他の棟でも世話人をするベテランばかり。今いる利用者様を大事に、職員含めて全員が居心地の良いホームを目指します。
➄ゆめのかけはしⅤ奈良町、住所はさいたま市北区、だけどホームの前の道の向こうは上尾市。ホームの窓からは上尾の豊かな自然が見渡せ、少し歩けば森。良いところなんですが、なんですが、遠い。駅前から歩いたりバスに乗ったり、暑い日も大雨の日も利用者様の家に通ってくれる職員達、仲良くなるのは当然です。
【職員のつぶやき】「嫌いなものは無理に食べさせてはいけない」「お菓子ばかり買うのにおカネは渡さなくちゃいけない」「深夜のコンビニを止めると『閉じ込められた』と言われる」「注意すると泣かれる」「3週間入浴拒否」、本当にどう言ったらいいかわからないです!
本当にその通りで、100人いたら100通りの声掛けや対応があって、ぴったり合うものが見つかる迄ずっと試行錯誤が続きます。ですが、ある日最高の一手も次の日には失敗に終わります。試行錯誤は永遠に続くのだと覚悟しましょう。
【真夏の恐怖】昨年からの光熱費高騰は、請求書の封を開ける時に思わず悲鳴が出る程です。職員はこまめに室温調節に巡回しますが、やはり暑いものは暑い、冷やさなくては。外も暑いから館内で過ごすことが多く、秋の体力低下が心配です。
【休日のおひるごはん】利用者様たち、仕事の無い日はそれぞれ自由に過ごしていますが、職員が用意するお昼ご飯を楽しみにホームに居る方も多いです。安くて多くて栄養バランス!、こんなに食べられるかな、と心配しても、全て胃袋へ収まります。残さず食べてくれて嬉しいです。夏バテ、しないですね、一人も。
【スタッフの悩み】障碍者のグループホームだと分かっていても「どうしてこんな事が!」と驚く出来事が起きます。知らないものを持ち帰ったり、買ったばかりの物が壊れたり消えたり、利用者ご本人が消える事もあります。スタッフは慣れない警察対応にもだんだん慣れて一人前になるのかも。
この仕事が、楽しくて夢の様な仕事だ、人の役に立てる素晴らしい仕事だと入職しても、現実の問題に潰れてしまう職員もいます。なので、管理者は「8割出来れば十分、食べて寝て通所が出来れば成功」と話しています。一人で頑張ってどうにか出来ることではないので、日々無事に暮らせることを第一考え、職員が次の職員に繋げて生活を支えて行くのが大事な仕事だと思っています。
★利用者様が、新しいことが出来る様になったり、執着を減らしてスムーズな生活が定着すると、職員の意欲・達成感が倍増します。でも長い期間をかけて出来る様になる方も居れば、一向に変化のない方もいます。そんな時はどうしたらいい?
「気にしない」で、スルーでいいです。出来ないのも、その気が無いのも、仕方がないと思ってその場は終わり。強制した有り、何度も練習させたりしません。
【令和5年の終わりに】今年もいろんなことがありました。良い事も、大変な事も、困った事も、悲喜こもごもです。何が良かったかと言うと、利用者も職員も大きなケガも病気もなく無事に一年が終えられること、それだけです。入院した方は戻り、怪我をした方は治り、コロナからは復帰しました。過ぎてしまえばみんな無事でよかった。
利用者様も職員も何人か入れ替わりがありましたから、今の顔ぶれも永久ではありません。なので、今の関係を大切に日々を暮らして行ければ十分です。
今年新たに ゆめのかけはし に入居した方の関係者の皆様、本当にお世話になりました。選んで下さってありがとうございます。そして ゆめのかけはし を長くご利用の関係者の皆様、いつも助けて頂いてありがとうございます。来年も利用者様と職員は、普通にゆったり暮らして行きたいと思っています。
【令和6年度にあたり】今年度は報酬改定に伴い、グループホームも様々な準備と対応をしてきました。その中に最も重要な自然災害への準備があります。災害が起きたら「小さい事業所は対応力が弱い」そう言われる事も。確かに、規模の大小によって利用者に不便をかける点があるでしょう。しかし小さいホームが点在するからこそ、利用者の相互受け入れや食料を融通し合うなども可能です。小さいことをデメリットに捉えず、利用者にとって最善を考えて備えて行きたいと思います。
【令和7年度】